公開日:2025年5月16日

この記事はこんな方におすすめです
- 屋外や暑い建設現場で働いている方
- 建設現場の安全管理をしている方
- 今年の夏から初めて建設現場に入る予定の方
- 建設キャリアアップシステム(CCUS)って何?と思っている方
【はじめに】
こんにちは!皆さん、お元気ですか?
これから梅雨、そして本格的な夏がやってきます。特に建設現場で働く皆さんにとっては、暑さとの戦いが待っていますよね。
実は、今年の6月1日から、会社が行う熱中症対策がさらに強化されることになったんです。
これは、皆さんを熱中症から守るために、とても大切な変更なんですよ。
また、建設業界で働く上で、最近よく耳にするのが、「建設キャリアアップシステム(CCUS)」。
これに登録しておくと、皆さんの技能や経験がきちんと記録され、将来に繋がるメリットがたくさんあるんです。
今回の記事では、今年の熱中症対策の強化ポイントと、建設キャリアアップシステム(CCUS)について、皆さんに分かりやすくお伝えします。「なんだか難しそう…」と思わずに、ぜひ最後まで読んでみてください。皆さんの安全と、より良い建設業の未来のために、大切な情報が満載ですよ!
2025年6月から変わる!建設現場の熱中症対策、ココがポイント
今年の夏から、建設現場での熱中症対策が、今までよりもっと重要になります。
法律が変わって、会社は皆さんが熱中症にならないように、そしてもしなってしまった場合でも、すぐに適切な対応ができるように、しっかりと準備をしなければいけなくなります。
●「報告すること」がもっと大切に!
これまでは、会社が塩や飲み物を用意することが主な対策でした。
でも、どんなに対策をしていても、体調が悪くなる人はいますよね。
今回の改正では、皆さんが「ちょっとおかしいな」と感じた時に、すぐにそれを会社に報告できるような体制を作ることが、会社に義務付けられます。
例えば、「なんだかフラフラする」「気持ちが悪い」と感じたら、遠慮せずにすぐに周りの人に伝えてください。会社は、皆さんの報告をきちんと受け止めて、適切な対応をしなければなりません。
また、皆さんの周りの人で、「顔色が悪い」「汗をたくさんかいている」「意識が朦朧としている」など、熱中症のような症状が見られる人がいたら、皆さんもすぐに会社に報告してくださいね。
早期発見と早期対応が、重症化を防ぐ一番の近道です。
会社は、このような報告がスムーズにできるように、誰に何を報告すれば良いのか、しっかりと皆さんにお知らせする必要があります。朝礼や休憩時間などに、改めて説明があるはずなので、しっかり聞いておいてくださいね。
●もしもの時のための「具体的な対応」
もし、熱中症の疑いがある人が出た場合に、会社がどのような対応をするのか、その手順も事前に決めて、皆さんに知らせておく必要があります。
具体的には、
これらの対応が、慌てずに行えるように、会社は準備をしておかなければなりません。皆さんも、もしもの時にどうすれば良いのか、事前に知っておくことが大切です。
●事業者さんへ!しっかり準備をお願いします
今回の法改正は、事業者さんにとって、より一層、熱中症対策に真剣に取り組む必要があるというメッセージです。
報告体制の整備や、具体的な対応手順の作成、そしてそれを働く皆さんにしっかりと伝えること。
これらは全て、大切な命を守るための措置です。
大変かもしれませんが、2025年6月1日の施行に向けて、しっかりと準備をお願いします。
厚生労働省のウェブサイトには、熱中症予防のための情報や資料がたくさんあります。
参考にしてみてください。
なぜ熱中症対策と建設キャリアアップシステム(CCUS)が大切なの?現場で働くあなたの未来のために
ここまで、今年から変わる熱中症対策についてお話してきました。
でも、「なぜこんなに熱中症対策が重要視されるようになったんだろう?」「建設キャリアアップシステム(CCUS)って、自分に関係あるのかな?」と思っている方もいるかもしれませんね。
●あなたの身を守る!熱中症対策
建設現場は、屋外での作業が多く、夏場は特に気温が上がりやすい環境です。無理をして作業を続けていると、誰でも熱中症になる可能性があります。
熱中症は、ひどくなると命に関わることもある、とても危険なものです。
今回の法改正は、皆さんが安心して安全に働けるように、国が会社に対して、より具体的な対策を求めるようになった、ということです。自分の身は自分で守る、という意識も大切ですが、会社も皆さんの安全のために、できる限りのことをしなければなりません。
● 頑張った証をカタチに!建設キャリアアップシステム(CCUS)
そして、もう一つ大切なのが「建設キャリアアップシステム(CCUS)」です。
これは、皆さんがこれまで積み重ねてきた技能や経験を、しっかりと記録するためのシステムです。
「毎日、一生懸命仕事をしているけど、それがちゃんと評価されているのかな?」と感じたことはありませんか?建設キャリアアップシステム(CCUS)に登録することで、皆さんの頑張りがデータとして記録され、それが将来の評価や待遇の改善に繋がる可能性があるんです。
建設キャリアアップシステム(CCUS)ってどんなもの?登録するとどんないいことがあるの?
では、建設キャリアアップシステム(CCUS)について、もう少し詳しく見ていきましょう。
●あなたの経験とスキルをしっかり記録
建設キャリアアップシステム(CCUS)は、一人ひとりの技能者の方が、いつ、どこで、どんな仕事をしたのか、どんな資格を持っているのか、といった情報を記録するシステムです。例えるなら、皆さんの「建設業の履歴書」のようなものですね。
現場に入る時などにカードを読み込ませることで、作業員の就業履歴や技能が蓄積されていきます。これにより、「この人は、どんな作業ができるのか」「どれくらいの経験があるのか」が一目でわかるようになります。
●頑張りが評価される仕組み
建設キャリアアップシステム(CCUS)に情報が蓄積されることで、皆さんの技能や経験が客観的に証明されるようになります。これは、将来的に、より高い技能に見合った給料をもらったり、重要な仕事を任されたりするチャンスに繋がる可能性があります。
● 事業者さんにもメリットがいっぱい
建設キャリアアップシステム(CCUS)は、働く皆さんだけでなく、事業者さんにとってもメリットがあります。
例えば、
など、効率的な現場運営に繋がるんです。
事業者の方も、一人親方さんも、ぜひ建設キャリアアップシステム(CCUS)への登録を検討してみてください。
まとめ~熱中症対策と建設キャリアアップシステム(CCUS)登録で、もっと安全に、もっと活躍できる建設業へ!
今回の記事では、2025年6月から強化される熱中症対策と、建設キャリアアップシステム(CCUS)について解説しました。
熱中症対策は、皆さん自身の安全を守るために、そして建設キャリアアップシステム(CCUS)への登録は、皆さんの技能と経験を未来に繋げるために、どちらもとても大切なことです。
建設業は、私たちの社会を支える、なくてはならない仕事です。
だからこそ、そこで働く皆さんが、より安全に、より安心して、そしてより誇りを持って仕事に取り組めるように、私たちも全力でサポートしていきたいと思っています。
もし、今回の記事を読んで建設キャリアアップシステム(CCUS)について「もっと詳しく知りたい」「手続きが難しそう…」と感じた方がいらっしゃいましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
私たちは、皆さんの疑問や不安に寄り添い、丁寧にサポートさせていただきます。

「建設キャリアアップシステム」の登録を肩代わりします!
監修者の紹介

CCUS認定アドバイザー
共田 容脩
建設キャリアアップシステム認定アドバイザー(認定番号047番)
愛知県CCUS登録行政書士
行政書士事務所トータルマネジメント 代表
時間の経過により内容が変更されている可能性がありますので、ご利用の際は必ず最新の情報をご確認ください。